家雨漏りや水漏れというのは、火災保険が適用される場合がありますが、どんな場合でも補償されるわけではありませんから、注意が必要です。火災保険は、水災補償と書かれていますから、一見すると水に関する災害のすべてが補償の対象となると思ってしまいますが、水災というのは洪水や土砂崩れ、高潮などの自然災害によって起こる被害のことをいいますから、経年劣化などからくる家雨漏りや水漏れなどは、補償の対象とはなりません。ただ、火災保険では風災も適用され、台風や突風などによって瓦が剥がれたり、飛来物によって屋根や外壁が傷つき、家雨漏りが起こったというような場合には、風災とみなされ火災保険の適用となる場合があります。実際に雨漏りの被害があった場合には、どういった理由でどういった被害を受けたのかというのを証明する必要がありますから、積極的に調査を行うことが大切です。

ただ、素人が雨漏りの原因を調査するのは思っている以上に困難ですから、損害の調査は専門の調査員に任せた方がよいでしょう。建物の損害に対して、火災保険が適用されるかどうかの調査をきちんと正確に行うことで、保険金額が大きく変動することもありますから、業者選びも慎重に行うことが大切です。一度雨漏りが起こってしまうと、家内部にまで被害が及んでしまいますから、定期的にメンテナンスや点検を行うことが大切です。また、雨漏りは、屋根だけではなく外壁やベランダが原因の場合もありますから、十分注意しましょう。