建築の技術が高まった事により、現代人が雨漏りの被害で悩まされる事は無くなりました。ただし、現代建築に住んでいる限り絶対に見舞われないという保証はできません。その理由は、どのような隙間であっても水分は入り込んできてしまうので、何かの拍子である日突然雨漏りがするようになる恐れもあるのです。特に多いのは、季節により気温が極端な場合が挙げられます。

特に、冬などは屋外が寒いのにも関わらず、室内は暖房器具で暖められているので、天井や屋根が気温差により若干変形してしまい、隙間から雨漏りするという報告があります。そのような雨漏りが起こってしまう原因として最多なのが、やはり屋根が時間の経過とともに劣化してしまうということです。土地などの差異により、様々な材料が採用されているのですが、戸建て住宅で多いのはスレートやトタンです。スレートやトタンは金属製という事もあり、時間が経過する毎に錆びてしまいますし、しっかりと塗装が施されていても剥がれてしまうことにより結果的には錆びてしまいます。

そして、一般的には知られていない事なのですが、元来防水性能を持っている素材ではないのです。後々、防水を目的とした塗料を塗布することにより、水の侵入を防ぐことができるようになります。つまり、塗料が剥がれただけで雨漏りが生じる要因が発生することになるのです。また、地域によっては瓦を敷き詰めていることもありますが、瓦は漆喰が劣化すると水が入ってきます。